タラトールとは?
タラトール(tarator)とはブルガリアのヨーグルトとキュウリの冷たいスープ。暑い夏の前菜としてひんやり冷やして飲むスープで香りづけに加えるディルとキュウリの香りがとても爽やかで美味しいです。またブルガリア料理によく使われるニンニクもこのスープには欠かせない存在。
ブルガリア人の友人が作るタラトールはみじん切りにした生のニンニクが入っていたけれど、今回は大き目にカットしたニンニクを香りづけに入れて後で取り除く作り方。もちろん好みでみじん切りにしてそのままスープと食べてもいいし、その辺は好みで調整してOK。
ギリシャのザジキとの違い
ヨーグルトで作るソース、ギリシャのザジキ(tzatziki)とよく似ているけれど、このタラトールはより水分が多くスープとして食されるのがザジキとの違い。
ブルガリアの蒸留酒ラキア(rakija)を食前酒にブルガリアの国民的サラダであるショプスカサラダやこのタラトールで始まるブルガリアンなテーブル。
こんな異国情緒あふれる食卓といいのはたまにはいいかもしれない。
タラトールの作り方
材料(4人分)
- プレーンヨーグルト 500g
- 水 500㎖
- キュウリ 4-5本 (約500g)
- クルミ 6個ほど
- ディル 少々
- ニンニク 2片
- ヒマワリ油(無ければその他のサラダ油)
- 塩
作り方
1)キュウリは皮をむいて1㎝ほどに切る。ディルはみじん切りに、クルミは軽く砕く。ニンニクは厚めにスライスする。 大き目のボウルなどにヨーグルトと水を入れて混ぜ合わせすべての材料を加えてヒマワリ油を少々たらし、塩で味を調える。冷蔵庫で1-2時間冷やして出来上がり!
※ニンニクは好みでみじん切りにして一緒に食べてもいいですが、ちょっと強すぎるなという場合は写真のようにスライスして香りづけに使い、食べる前に取り除いてもいいです。