イタリアで “キノコの王様” と呼ばれるのがこれ、ポルチーニ茸。
今日の一皿はこのポルチーニ茸のポレンタ。
本来ならばフレッシュなポルチーニで作るのが王道だけれど、今回は手に入りやすい乾燥ポルチーニでのレシピです。
乾燥タイプでもちょっとしたポイントさえ押さえれば、とても美味しく出来ますよ。
乾燥ポルチーニを浸したあとの戻し水は旨味や香りが詰まった貴重な材料の一つなのでこれをポルチーニを煮るときに再度ポルチーニに煮含ませるのがポイント。そうすることで香り、旨味の詰まったポルチーニのソースとなります。
もう一つのポイントとしては、ポルチーニをふっくら、トロリと仕上げるために、煮るときの火加減は弱火でじっくりと。
そしてもう一つの主役、ポレンタとはトウモロコシの粉で出来た北イタリアや山岳地帯でよく食べられるおかゆのような料理のことで秋も深まってくるとポレンタが食べたくなってくる、というイタリア人も多いんです。
ポレンタの作り方はとても簡単だけれど唯一の注意点というか大変な点は30-40分ほど常にかき混ぜ続けなければいけない事。
そうしないとすぐに焦げ付いてしまうから。
ポレンタについては ポレンタ-イタリアの冬の定番 に詳しく書いています。
焼きポレンタやベネチアの白いポレンタ、この黄色いトウモロコシ粉以外のいろんなポレンタ、レシピもありますよ!
キノコの王様、ポルチーニのソースを絡めながら頂くこのポレンタの美味しことと言ったら!
木枯らしが吹き始めたイタリアより、
とっても美味しい秋の味覚をお届けします。
ポルチーニ茸のポレンタの作り方・レシピ
材料 (2-3人分)
ポルチーニのソース
- 乾燥ポルチーニ 50g
- ニンニク 1片
- イタリアンパセリ 少々
- バター 50g
- EVオリーブオイル 少々
- 塩
ポレンタ
- ポレンタ粉 250g
- 水 1.2ℓほど
- バター 10g
- 塩
作り方
ポルチーニのソース
1)乾燥ポルチーニをぬるま湯350㎖ほどで戻す。戻ったら水を切る。戻し水は後で使うのでとっておく。
2)ニンニク、パセリはみじん切りにする。鍋にバター30g、ニンニク、少量のオリーブオイルを入れて弱火でバターを溶かす程度に軽く温める。ポルチーニ茸、パセリを入れて軽く炒める。
3)戻し水を茶こし等で濾して鍋に加え、残りのバター、塩を加えて弱火で15-20分ほど蓋をして煮る。ポルチーニ茸が柔らかく煮え、ソースがトロリとしてきたら出来上がり。
ポレンタ
1)塩を加えた水を沸騰させる。そこへポレンタ粉をふり入れる。その間にダマが出来ないようにかき混ぜながら入れる。
2)25-30分ほどかき混ぜ続けながら弱火で煮る。最後にバターを溶かし混ぜて出来上がり。※250gほどの少量で作る場合は30分ほどでokですが500g以上で作る場合は40分ほど煮るほうが美味しいです。