誰でも “これを食べると子供のころの思い出がよみがえる” という食べ物があると思う。
この焼きパプリカは夫が子供のころによくノンナ(おばあちゃん)が作ってくれた思い出の味。
夏の暑い日にこの冷やした焼きパプリカをよく食べていたそう。
つるんと食べれるこのとっても美味しい焼きパプリカの後は家族みんなで木陰でお昼寝。
南イタリアの夏の昼下がりはこうして静かに、のんびりと、過ぎていく。
この焼きパプリカを作るコツは真っ黒焦げになるまでじっくりとよく焼くこと。日本の焼きなすを想像してもらえれば作り方はよく似ています。
そしてよく焼いた後は布巾や新聞紙にくるんで10分ほど蒸らすこと。その後に皮を剥いて縦に細く割き、オリーブオイル、ニンニク、イタリアンパセリでマリネして食べる。
冷やしてももちろん美味しいんですよ。
夏というのは四季の中で一番思い出が強く、印象的に残る季節かもしれない。
そしてその思い出の中にはこんなシンプルな一皿が誰でもあったりするものですね。
材料 (2-3人分)
- パプリカ 2個
- ニンニク 2片
- イタリアンパセリ
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
1)パプリカをグリルパンやフライパンで中火~強火で各面を真っ黒焦げになるまで焼く。トースターや魚焼きグリルで焼いてもOK。いずれにせよ焦げ焦げになるまでよく焼くことで甘味が増し、皮が簡単に剥けます。
2)焼けたら布巾や新聞紙でくるみ、5-10分ほど置いておく。
3)皮を剥いて、種とワタをを除き実を適当な大きさにさく。パセリはみじん切りに、ニンニクは各片を2等分くらいに切る。パセリ、ニンニク、オリーブオイル、塩でマリネして味が馴染んだら出来上がり。冷やして食べても美味しいですよ!※ニンニクは香りがついた後に取り除くといいです。
イタリアのパプリカについて詳しくはパプリカの美味しい食べ方とレシピ集のページに書いています。
パプリカを使ったイタリアでの定番から絶品レシピまで、いろんな食べ方を載せてます!