パスタ・エ・ファジョーリとはイタリア語で“パスタとお豆” と言う意味。
イタリアでの定番中の定番のパスタの一つで、イタリア全土で豆を使ったパスタのバラエティーは本当に豊か。大きく分けると北イタリアではトマトを使わない白いソース、一方南イタリアではトマトを使った赤いソースが一般的です。
その他にも野菜と煮込んだものや、ブイヨンスープに豆とパスタを加えたものなど、地域ごと、家庭ごとに様々なレシピがあるんですよ。
今日の一皿はトマトを使わない白い(イタリア語でイン・ビアンコ/ in bianco)タイプのパスタ。煮た豆の半量ほどをブレンダ―でペースト状にすることでクリーミーなソースとなります。そしてパスタは茹でてからソースと和えるのではなく、炒めた香味野菜と一緒に煮る作り方。
この一皿、出来上がりはクリーミーで優しい、とてもほっとする味。
夏の暑さも遠のき少し肌寒い季節になると、こういう一皿が恋しくなりますね。
パスタ・エ・ファジョーリ(うずら豆のパスタ)の作り方・レシピ
材料 (3-4人分)
- うずら豆(生) 正味500g
- 好みのショートパスタ 280g
- セロリ 1本
- 人参 2本
- にんにく 1片
- 玉ねぎ ¹⁄3個
- スイートパプリカパウダー 大さじ1 (あれば加えると美味しいですが無くても可)
- ローリエの葉 数枚
- 薄力粉 大さじ1
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
(1)鞘から取り出したうずら豆を塩少々を加えた湯で30分ほど茹でる。茹でたらざるにあけて湯を切る。
(2)茹でた豆の3分の2ほど、オリーブオイル少々と共にブレンダ―でクリーム状にする。
(3)人参、セロリ、玉ねぎ、にんにくをみじん切りにし、鍋でオリーブオイル、ローリエの葉、パプリカパウダーとともに10分ほど弱火で炒める。その後、薄力粉を加えて更に軽く炒める。
(4)残りのうずら豆を加える。
(5)鍋にパスタと水1~1.5ℓほど、塩少々を加えてパスタが柔らかくなるまで煮る。
(6)最後にうずら豆のペーストとさらにオリーブオイルを加えて軽く混ぜ合わせたら出来上がり。