今日のおやつは栗粉を使ったフリッテッレ。
フリッテッレ(frittelle)とは小麦粉などの粉を水や牛乳でといた生地を揚げた料理のことで、野菜などを加えた塩味タイプのものや甘いお菓子のフリッテッレなどいろんなタイプがあります。
この栗粉のフリッテッレもイタリア各地で食べられていて、エミリア・ロマーニャ州のフェラーラ(Ferrara)では、栗粉に干しブドウ、卵にレモンの皮のすりおろしを加えたタンプルン(tamplun)は2月のカーニバル期のお菓子として知られています。
イタリアでは栗粉は普通のスーパーでもよく見かける食材で、各地に栗粉を使ったお菓子というのは存在するんです。有名どころで言えばトスカーナのカスタニャッチョ。
この栗粉のフリッテッレを作るときの注意点は栗粉自体に甘味があるので砂糖は加えない、もしくは少量でOK。
そして糖分を多く含んだ甘い生地で焦げやすいため、揚げる時の温度は160~170℃程度の中温で。
あとは特に難しいことはないシンプルなお菓子なので揚げたてに粉砂糖をまぶしてパクっといくだけ。
栗の優しい甘味に揚げ菓子特有の美味しさ。
つまみ出したら止まらないですよ!
栗粉のフリッテッレ(タンプルン)の作り方
材料 (10-12個ほど)
- 栗粉 160g
- 薄力粉 40g
- 炭酸水(無ければ普通の水)200㎖ (炭酸水で作ると食感が軽くなります)
- 卵 1個
- 干しぶどう 大さじ3ほど
- レモン 1個(皮を使うのでノーワックスのもの)
- ベーキングパウダー 小さじ½
- 揚げ油 適量
- 粉糖 少々
作り方
1)干しぶどうは水に漬けて柔らかく戻し、水をきる。ボウルに栗粉、薄力粉、ベーキングパウダーを入れて泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせる。卵を割り入れ、水を少しずつ加えながら粉っぽさが無くなるまで混ぜる。
2)レモンの皮をすりおろして混ぜる。
3)160~170℃に熱した油に生地をスプーンですくって落として揚げる。