南イタリアのプーリアを旅したことがある人なら、一度はこの料理を目にしたことがあるでしょう。
この南イタリアの comfort food である ファーベ・エ・チコリアについて、
次から詳しく解説していきますね!
ファーベ・エ・チコリアとは?
ファーベ・エ・チコリア(fave e cicoria)とは和訳すると “そら豆とチコリ” 。イタリア半島ブーツのかかと、プーリア州の郷土料理でその名の通りそら豆のピュレと茹でたチコリを合わせた一品です。
ただしそら豆と言ってもここで使うのは薄皮をむいた乾燥そら豆。これを柔らかくなるまで茹でて木べら等でピュレ状にするのが特徴でプーリア州のトラットリアやお惣菜店などでよく見る、素朴で優しい味の家庭料理です。
そしてもう一つの主役がチコリ。
チコリと言ってもここで使うのは日本でよく見る薄緑色のアンディーブ(ベルギーチコリ)ではなく、南イタリアで一般的な濃い緑のチコリ。
イタリアはチコリの種類がとても豊富で日本で見かけないチコリもいっぱいあるんです。
イタリアでチコリってどうやって食べてるの?
チコリについて詳しくはイタリアのチコリの種類とおいしい食べ方のページにあります。
チコリを使ったイタリアの伝統、定番、アレンジ料理のレシピもいっぱいですよ!
そら豆のピュレとチコリをお皿に盛ったら忘れていけないのがたっぷりのオリーブオイルをかけること!
プーリアはイタリアでもオリーブの一大産地としてしられ、その壮大なオリーブ畑は一度みると忘れない光景です。
おしゃれなレストランでの料理ではない、素朴で優しい家庭料理のファーヴェ・エ・チコリア。
こんなシンプルな料理が、イタリアーノ達は今でも大好きなんですよ。
ファーヴェ・エ・チコリアの作り方
材料 (4人分)
- 乾燥そら豆(薄皮を取り除いて半分に割ったもの) 350g
- チコリ(チコリア) 700g
- じゃがいも 1個
- EVオリーブオイル たっぷり
- 塩 適量
- 黒コショウ 適量
作り方
1)乾燥そら豆は水でさっと洗う。鍋に乾燥そら豆を入れて水をそら豆より1-2㎝上まで入れる。塩少々も加えて弱火で煮る。
2)30分ほど煮たら皮をむいてひと口大に切ったジャガイモを加えてさらに20分ほど煮る。木べらでかき混ぜてピュレ状にする。
3)チコリは洗って適当な大きさに切る。沸騰した湯に塩少々を加えて5分ほど茹でる。茹でたら湯をよく切ってそら豆のピュレとお皿に盛り、オリーブオイル、好みで黒コショウをふりかけて出来上がり!
ファーヴェ・エ・チコリア こぼれ話
インスタグラムではこのファーヴェ・エ・チコリアについて書くきっかけになったプーリア州の旅の様子を載せています。どうぞ旅する気分で見て下さいね!
この一面真っ白なオストゥーニという街。ここではいろんなレストランやお惣菜店にこのファーヴェ・エ・チコリアの名前がメニューにありました。
プーリアで食べたファーヴェ・エ・チコリアの写真やその他の絶品プーリアグルメについて載せています。