数多くあるイタリア野菜の中でもかなり珍しい野菜の一つがこれ、ブロッコロ・フィオラーロ(詳しくはこちら)。
ブロッコリーの一種だけれど主に葉の部分が食用されます。イタリア人でもこの野菜のことを知ってる人はほとんどいない貴重な存在。
たまにメルカートで見かけて気になっていたのだけれど、いつも立ち寄る八百屋さんのアンドレアがこれを仕入れていたので早速買ってみたんです。アンドレアに聞いてみると、
「フライパンでニンニクとオリーブオイルでシンプルにストゥファートにすると美味しいよ。」
とのこと。
ストゥファートとは弱火で蓋をして煮込む調理方法で、日本語なら “蒸し煮”、”煮込み”とでも言えばいいでしょうか。
初めての野菜なのでその味を確かめてもみたかったので、彼のアドバイス通りに他の材料と混ぜずにシンプルに作ってみよう。
これは、美味しい!
一般的なブロッコリーよりも甘味が強いけれど味と香りは繊細、ほんの少し酸味も感じる。そして塩茹でせずにストゥファートにしたので、その特徴を存分に楽しめる。
また手に入ったら次はパスタに和えても美味しいかな。
新しい食材の発見にちょっとだけ嬉しくなった一日でした。
ブロッコロ・フィオラーロのストゥファートの作り方
材料
- ブロッコロ・フィオラーロ 2株
- ニンニク 1片
- 唐辛子 少々
- EVオリーブオイル 少々
- 塩 少々
作り方
- ブロッコロ・フィオラーロは小さく切り、水でよく洗う。ニンニクはみじん切りに。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、唐辛子とニンニクを弱火で炒める。
- ブロッコロ・フィオラーロと塩を加え、蓋をして弱火で20分ほど蒸煮する。色が深緑に変わり、柔らかくなったら出来上がり。