パンで作るお団子、カネーデルリ(カネデルリ)とは北イタリアのチロル地方の郷土料理。
主な材料は固くなったパン、牛乳、卵とどこの家でもあるものばかりなので思い立ったらすぐ作れるのも嬉しい一品です。
一般的な作り方は茹でて作るのだけど我が家はオーブンで焼く作り方。オーブンで焼くとふんわりと口どけのよい仕上がりになるのでうちではオーブンでよく作るんです。
このカネーデルリにすりおろした林檎を加え、さらにイタリアのブルーチーズ、ゴルゴンゾーラをトロリと溶かしたのが今日の一皿。
リンゴにブルーチーズとはちょっと意外に思われるかも知れないけれど、これが相性抜群。ここへちょっとクルミも加えるとくるみの食感もプラスされてますます美味しいんです。
作り方もとっても簡単で全ての材料をボウルに入れてよく混ぜるだけ。後はお団子状にしてオーブンで焼くだけなので、焼く時間を除けば10分程度で出来てしまいます。
ふんわりと口どけのよい仕上がりにするコツは牛乳をいっぱい入れること。
ぎりぎりお団子の形が出来るゆる~いタネにすることで食べた時に口の中で溶けるようなカネーデルリが出来ますよ。
冷え込む夜、
熱々のカネーデルリでチロル料理を味わってみるというのはいかがでしょうか?
材料 (6㎝程度のもの9-10個分)
- 固くなったシンプルなパン 200g (柔らかいパンなら300g程度)
- 卵 3個
- パルミジャーノのすりおろし 80gほど
- 牛乳 100-200㎖ (パンの水分量による)
- りんご 2個
- クルミ 10粒程度
- ゴルゴンゾーラ 約80g
- 塩 少々
作り方
1)パンを小さく千切る(or カットする)。パンがカチカチに固い場合は先に水か牛乳に軽く浸す。
2) ボウルにパン、林檎のすりおろし、パルミジャーノ、卵、クルミの半量を砕いて入れる。塩を加えて手でよく混ぜる。※林檎は¼ほどの量を5mm程度の角切りにして入れても美味しいです。
3)牛乳を少しずつ加える。加える量はタネがお団ががギリギリ作れる程度の緩さになるまで入れて下さい。牛乳たっぷりのゆるーいタネの方がより口溶けが良くなります。
4)オーブンシートをひいた耐熱皿に5-6㎝程度のお団子状にして並べる。180℃に予熱したオーブンで25-30分ほど焼く。
5) 焼けたら一度オーブンから出し、上からゴルゴンゾーラと残り半量のクルミをちらして再度オーブンへ1分程度いれて余熱でチーズを溶かせば出来上がり。