ブロッコロ・フィオラーロとは?
ブロッコロ・フィオラーロとは正式には ”ブロッコロ・フィオラーロ・ディ・クレアッツォ (broccolo fiolaro di Creazzo)” という名のブロッコリーの一種。
ブロッコリーの新しい品種かと思われるかもしれないですが実は古代ローマ人も食していた歴史の古い野菜です。
ブロッコロ・フィオラーロの味・旬は?
一般的なブロッコリーは花蕾の部分と茎が可食部となりますがこのブロッコロ・フィオラーロは固い外葉を除き、中心部の柔らかい葉が食されます。
味は一般的なブロッコリーよりも甘味が強く、独特の繊細な香りがするのが特徴です。
旬は11月から2月頃で特に霜が降りてから収穫されたものは甘味がつよく、食感も柔らかくなります。
ビタミン、マグネシウム、カリウム、カルシウムが豊富で抗酸化作用の高い食材でもあるんですよ。
ブロッコロ・フィオラーロはどこで作られるの?
正式名にある “クレアッツォ” とは産地のヴェネト州、ヴィチェンツァ県クレアッツォのことで イタリアでもこのブロッコリーが栽培されるのはこの地域のみなんです。そのため流通量が少なく、イタリアでもかなり珍しい野菜の一つ。
ちなみに “フィオラーロ” とはヴェネト州の方言で新芽、子株のことをフィオーイ(fioi/子供)と呼ぶことからついた名前です。
ブロッコロ・フィオラーロの食べ方
外側の固い葉を除いたら、さっと茹でてからフライパンでニンニクとオリーブオイルで炒めて食べるのが定番の食べ方。(ただし市場に出回る分はすでに外葉が取り除かれていることが多いです。)
その他にもリゾットやパスタにも使えます。
中心部の柔らかい新芽の部分は下茹でせずにそのままフライパンで調理しても食べられます。
ブロッコロ・フィオラーロを使ったレシピ
柔らかいブロッコロ・フィオラーロを下茹でせずにフライパンでそのまま調理した一品。下茹でしていないので甘味、味ともギュッと濃縮されて美味しいですよ。よく通っている八百屋さんに教えてもらったレシピ。