イタリアのトスカーナ地方でよく食べられる冬野菜、カーボロネロ (黒キャベツ)。
今日の一皿はこのカーボロネロを使ったミネストラ。
我が家ではこのカーボロ・ネロに麦類を加えてプリモピアットとすることがよくあり、中でもこのミネストラと愛称がいいのがオルゾ(大麦)。
煮込んでもお米のように煮崩れず、素朴な味わいでこのカーボロ・ネロとよく合うんです。
そしてカーボロネロは今回は若い葉のとても柔らかなものを使用。新鮮で柔らかいものは煮込み時間が短くても美味しくできるし、大きく固い葉であれば煮込み時間を長くすることで味わいが出てきます。
どんな食べ方をするの?
カーボロ・ネロの美味しい食べ方やレシピはカーボロ・ネロの食べ方とレシピ集のページでどうぞ。
カーボロ・ネロの代表的なレシピ、リボッリータの作り方も載せてます。
そしてアクセントとして加えるのはアンチョビ。
キャベツ類とアンチョビというのは相性のよい組み合わせ。素朴なミネストラをアンチョビがいい感じで引き締めてくれるんです。アンチョビを加える時の注意点はそれ自体の塩分が濃いのでミネストラに塩を加えすぎないこと。仕上げに塩味が足りなければ少し足す、程度でOK。
この一皿、難しことは何もないとてもシンプルな一品ですが唯一のポイントはカーボロネロが柔らかくなるまでじっくりと煮ること。
煮込み時間が短いとカーボロネロの良さが出てきません。じっくり煮込むほど美味しくなると思ってあせらずゆったりした気持ちで作るのがコツ。
カーボロネロ、アンチョビに麦。
このトリオ、結構いけますよ。
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カーボロ・ネロとオルゾ(大麦)のミネストラの作り方
材料 (4人分)
- カーボロ・ネロ 400 g
- オルゾ(大麦) 400 g
- 赤パプリカ 1個
- アンチョビ 50 g(正味)
- パプリカパウダー 大さじ半量
- ニンニク 2片
- EVオリーブオイル 適量
- 塩 少々
作り方
1)カーボロ・ネロを1㎝弱に切り、水でよく洗う。赤パプリカは1㎝程度に、ニンニクはみじん切りにする。
鍋にカーボロ・ネロ、赤パプリカ、ニンニクを入れオリーブオイルと水少々を加えて20-30分ほどカーボロネロが柔らかくなるまで炒め煮する。
2)パプリカパウダーとアンチョビを加え、アンチョビをほぐしながらかき混ぜる。
3)大麦をさっと水で洗ってから加え、水を具が完全にかぶるにくらいまでいれたら蓋をして20-25分ほど時々かき混ぜながら煮る。オルゾに火が通ったら塩で味を調えて出来上がり。