ローマを旅したことがある方なら、必ずこの料理を見たことがあるでしょう。
そんなローマの大定番料理、カルチョーフィ・アッラ・ロマーナとは?
次から詳しく解説していきますね!
カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ(カルチョーフィのローマ風)とは?
カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ(carciofi alla romana)とはアーティチョーク(イタリア語でカルチョーフィ)にみじん切りにしたミントとニンニクを詰めてオリーブオイルと水で蒸し煮したものでローマの郷土料理としてイタリア全土で広く知られています。
ちなみにローマではメントゥッチャ(mentuccia)というイタリアの野原によく生えているミントのようなハーブを使うんですよ。このメントゥッチャは一般的なミントよりも穏やかで優しい香りのハーブですが、もちろん普通の手に入るミントで作るのもOK。
ローマのトラットリアでは前菜としてもお馴染みの料理なので、ローマを旅した時に味わったことがある人も多いかもしれないですね。
この料理に使うカルチョーフィはカルチョーフィ・ロマネスコ(carciofi romaneschi)という大きく丸いタイプのカルチョーフィですが、その他のカルチョーフィでも美味しく作れます。
加熱して食べないとダメ?それとも生でも食べられるの?イタリアにはどんな種類のカルチョーフィがあるの?
多くの人が感じる最初の難関、『カルチョーフィの下処理方法』やカルチョーフィについて詳しくはカルチョーフィの美味しい食べ方とレシピ集のページにあります。
イタリアの定番カルチョーフィ料理からとっておきのレシピまで、いろんな食べ方を紹介しています!
このカルチョーフィ・アッラ・ロマーナはカルチョーフィの下ごしらえさえしてしまえば本当に簡単。
カルチョーフィの下ごしらえは慣れないうちは面倒に感じるかもしれないけれど、慣れてしまえばそれほど難しいものではないですよ。
春の味覚、カルチョーフィ。
イタリアの、季節の香りをお届けします!
カルチョーフィ・アッラ・ロマーナの作り方
材料 (4人分)
- カルチョーフィ 8本
- メントゥッチャ or ミント 少々
- ニンニク 2辺
- EVオリーブオイル 適量
- 水 適量
- 塩 少々
- レモン 1個(あく抜き用)
作り方
1)カルチョーフィの花びらを3-4層ほど柔らかい部分が出てくるまで剥く。どこまで剥くかの一番わかりやすい目安は生でむいた花びらの付け根をかじってみて筋っぽさがなく、柔らかければOK。茎も手持ちの鍋に収まる長さにカットする。※カルチョーフィのアクで手が黒くなるのでゴム手袋をつけるのをお勧めします。
2)つぼみの先端部分は固くて筋っぽいので切り落とす。
3)茎も皮をむく。つぼみの付け根の部分は小さいナイフで固いがくの部分を軽くそぎ落とす。※付け根の部分はカルチョーフィの一番美味しい部分です。切り落としすぎないように注意してください。
4)つぼみの中心分はチクチクとした食感で固いのでティースプーン等でくり抜く。
5)下処理が終わったカルチョーフィはあく抜きのためにレモン汁を絞った水に浸ける。
6)ミントとニンニクは合わせてみじん切りにし、塩コショウと混ぜる。カルチョーフィを優しく開いてこのみじん切りを花びらの間に詰める。
7)鍋にカルチョーフィを下向きにして詰める。EVオリーブオイルを1㎝ほど、水をさらにカルチョーフィのつぼみが半分ほど浸かるまで入れて軽く塩をふる。蓋をして40分ほどとろ火でカルチョーフィが柔らかくなるまで蒸し煮したら出来上がり!
※アルミで覆って落とし蓋のようにしてから鍋の蓋をして煮ると茎の部分まで上手に簡単に火が通ります。