簡単で手軽に出来てご飯が進む油淋鶏(ユーリンチー)。
ちょっとしたコツとしては、もも肉の分厚い部分に切れ目を入れると、火の通りが速く均一になり、揚げむらが防げます。
鶏肉がカリっと揚がったなら、あとは香味ソースをかけるだけ。我が家のソースはニンニクは香りづけだけに使用し、食べる前に取り除く作り方。
これだけで、ごはんもビールも進む、美味しいおかずの出来上がり!
余談だけれどこの油淋鶏、本場中国では衣をつけないで熱した油を掛け焼きするそうでこの衣ありバージョンは日本独特なのだとか。
和食もイタリアンも中華も、世界中に広まった料理というのは本国にはないスタイルに変わっていくのはよくあること。
でもこの “ジャパニーズ中華” な一皿。
私は結構好きだったりします。
簡単油淋鶏の作り方
材料 (たっぷり4人分)
- 鶏もも肉 2枚(正味550-600gくらい) ※写真はイタリアで一般的なもも上部の骨付き肉を使っています
- 片栗粉 適量
- 揚げ油 適量
- 酒 大さじ1.5杯ほど
- 塩 少々
- 胡椒 少々
香味ソース
※ソースはたっぷり目です。この割合で少し減らしてもOK。
- 長ネギ ¼本ほど
- にんにく 2片
- 醤油 大さじ4杯
- 酢(今回はリンゴ酢使用) 大さじ4杯
- ごま油 大さじ2杯
- 砂糖 大さじ1.5杯
- 炒りごま 少々
作り方
1)香味ソースを作る。ネギはみじん切りに、ニンニクは縦半分に切って包丁で押しつぶす。ソースの材料全て混ぜ合わせてそのまま20-30分ほど置いておく。なるべく長く置いた方が美味しいです。
※ニンニクは香りづけした後に取り除きます。
2)鶏もも肉は余分な脂肪を落とす。
3)もも肉の分厚い部分に数か所写真のように切れ目を入れる。
※鶏もも肉は火の通りが結構遅いので急ぎなら切れ目を多めに入れるといいです。
8)酒・塩・胡椒を馴染ませ、片栗粉をしっかりともみ込むようにをまぶし、5分ほど置いておく。しばらく置くことで、片栗粉がしっかりとついてザクザク感が増します。油跳ねも、片栗粉が馴染んでいればかなり軽減できます。
※塩は軽めに。
9)170℃の油で両面を揚げる。揚がったら食べやすい大きさに切って香味ソースをかけて出来上がり! ※片栗粉をしっかりとまぶすと油跳ねが少ないですよ。