とても素朴だけれど、とっても美味しい野菜の煮込み(ミネストラ)が今日の一皿。 主な材料はビエトラ(スイスチャード)、サヤインゲンにジャガイモの3つ。これをトマトソースで煮込んだだけのシンプル極まりないこの料理は南イタリアのアブルッツォ州の田舎料理です。 ビエトラはコステ、コスティーネと呼ばれる茎が白いタイプのものを使うのがお勧めだけれど、それよりも大事なのは野菜自体の新鮮さや甘味。 いつも思うけれど、こういうシンプルな煮込み料理というのは本当に “素材の美味しさ” がストレートに出てきます。 そして主役の3つの野菜とともに欠かせないのがトマトソース。これは夏の甘味が強い完熟トマトをぜひ使って欲しいなと思います。出来上がりが断然美味しくなるんですよ。 いい素材がそろえばあとはあせらずじっくりと野菜の旨味が出てくるまで弱火で煮ること。 素朴でシンプルなのに、なぜかおかわりしたくなる味。 イタリアのスローフードというのはいつでも優しく、ほっとする、不思議な魅力にあふれているんですよ。 …
ビエトラ、サヤインゲン、ジャガイモのミネストラ
