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ビエトラ、サヤインゲン、ジャガイモのミネストラ

とても素朴だけれど、とっても美味しい野菜の煮込み(ミネストラ)が今日の一皿。 主な材料はビエトラ(スイスチャード)、サヤインゲンにジャガイモの3つ。これをトマトソースで煮込んだだけのシンプル極まりないこの料理は南イタリアのアブルッツォ州の田舎料理です。 ビエトラはコステ、コスティーネと呼ばれる茎が白いタイプのものを使うのがお勧めだけれど、それよりも大事なのは野菜自体の新鮮さや甘味。 いつも思うけれど、こういうシンプルな煮込み料理というのは本当に “素材の美味しさ” がストレートに出てきます。 そして主役の3つの野菜とともに欠かせないのがトマトソース。これは夏の甘味が強い完熟トマトをぜひ使って欲しいなと思います。出来上がりが断然美味しくなるんですよ。 いい素材がそろえばあとはあせらずじっくりと野菜の旨味が出てくるまで弱火で煮ること。 素朴でシンプルなのに、なぜかおかわりしたくなる味。 イタリアのスローフードというのはいつでも優しく、ほっとする、不思議な魅力にあふれているんですよ。 …

麦とサヤインゲンのサラダ

行楽シーズンのお弁当にもピッタリなこのサラダ。 サラダと言っても麦と野菜にチーズも入っているので一品で食べ応えも十分。 今回使ったのはティミリア(timilia)という硬質小麦の一種。 地中海沿岸に古くからあった麦なのだけれど作付け面積当たりの収穫量の低さから一般的な品種改良された小麦に押されて今ではシチリアの一部でのみ栽培されるのみとなってしまった珍しい麦。 農薬や化学肥料を使わなくても育つ強い小麦なのでビオ栽培が比較的しやすい穀物だそう。イタリアでもビオ食材店などで見かけるのみで普通のスーパーでは手に入らない貴重な穀物の一つです。 ファッロ(スペルト小麦)とオルゾ(大麦)の中間のような味なのでファッロやオルゾで作ってもOK。もちろんその他のもち麦などの麦で作っても美味しいですよ。 サヤインゲンは我が家ではこうしてシリアルのサラダを作る時の定番の具材。今回はこれに味のアクセントとしてドライトマトを加えよう。 たっぷりのオリーブオイルで和えた後は冷蔵庫で冷やして夏のサラダランチにもピッタリですよ。   とってもヘルシーなシリアルのサラダ。 …

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