表示: 1 - 2 of 2 結果

ビーツのクリームパスタ

fusilli alla crema di barbabietola ビーツのクリームパスタ

最近は日本でもよくお目にかかるようになった西洋野菜のビーツ。 イタリアでもスーパーやメルカート(市場)でよく見る、鮮やかな赤紫色が美しい野菜です。 今日の一皿はこのビーツを使ったとっても簡単なクリームパスタ。 ビーツは甘味の強い野菜なので酸味のあるチーズを加えてさっぱり感を少し足し、クドさを和らげたクリームにするのがポイントです。 今回はロビオーラ(robiola)というイタリアのフレッシュチーズを使用。日本では手に入りにくいのでクリームチーズなどの酸味のあるフレッシュチーズやサワークリームなどでも美味しく出来るかと思いますよ! 仕上げに散らすディルの香りはやはりビーツとの相性抜群ですが、無ければ無いで省略可。 お鍋一つで炒め煮してからブレンダーでクリーム状にしてしまうので、手間もかからず簡単。 鮮やかな色がテーブルを華やかにしてくれるのでホームパーティーなどにもおすすめですよ。   ちょっと食べ方がわかりにくいビーツという野菜。 …

ボルシチ

少し前の週末、いつものようにマッシモの八百屋さんで買い物をしているとビーツを見つけた。イタリアでも割とメジャーな野菜だけれどビーツから連想するのはやはり ”ボルシチ“。 と言うことで、夫ともこの日はボルシチにしようと意見が合致。さっそくレシピを探してみると、私の長年の大きな勘違いが明らかになってきた。 まず第一に、ボルシチはロシア料理と思い込んでいたのだが、実はウクライナが発祥らしい。ただロシア人の書いているレシピには当たり前だけれどロシアが発祥と言っているものもある。でも大半がウクライナと書いてあるのでやはりウクライナの郷土料理なのだろう。 そしてもう一つの勘違いはボルシチは肉類とビーツを一緒に煮込むシチューだと思っていたこと。ところがこれも調べてみるとシチューと言うよりもスープ、日本でいうお味噌汁のような存在だということを知った。そしてほとんどのレシピはまず牛肉のスープ(ブイヨン)を作り、肉はいったん取り出して最後にまた加える、とある。もしくは肉はスープの出汁とりのみでボルシチに加えないレシピもある。その辺から見てもやはり、シチューと言うよりもスープだ。 知っている人にとっては当たり前のことなのだろうけれど、ロシア料理や東欧の料理はあまり詳しくない私にとっては結構新鮮な発見だった。料理と言うのは文化、歴史だなぁとつくづく思う。掘り下げていくといくつもの発見があり、学生時代に大好きだった世界史とリンクすることが多くて面白い。”料理から学ぶ世界史” とかの授業があったらめちゃくちゃ面白いだろうな、と今ふと思った。 話しは戻り、このボルシチ、日本のお味噌汁がそうであるように、そのバリエーションは数え切れない。各家庭によって様々なレシピがあり、これがボルシチ!と断言できるようなものが見つからない。 と言うことで、いろいろなレシピを調べたのち、だいたいこの辺りがスタンダードかなぁ、というレシピを作ってみた。 とっても美味しく出来たので、夫と二人で 「これ、本場の味じゃない?」 …

error: Content is protected !!