林檎の季節になると、食べたくなるお菓子、ストゥルーデル。
ストゥルーデルとはどんなお菓子なの? どうやって作るの?
次から解説していきますね!
ストゥルーデル(シュトゥルーデル)とは?
ストゥルーデル(strudel)とはオーストリアや北イタリアのチロル地方の伝統菓子。どんなものかと言えばパスタ生地のような薄い生地に林檎、レーズン、松の実をシナモンで香りづけしたフィリングを詰めて焼き上げたお菓子です。
ちなみに南チロル地方とはイタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州とになるのですが、ここはオーストリアと国境を接するイタリアの中のドイツ語圏エリア。ドイツ語圏ではストゥルーデルではなく、シュトゥルーデルの発音になります。ちなみにシュトゥルーデルとは中世ドイツ語で渦、渦巻きを意味するんですよ。
ストゥルーデル生地の種類は?
ストゥルーデル生地は薄ーく伸ばしたパスタ生地のようなものが伝統的なレシピ。他にもタルト生地のようにバターをたっぷり使った生地もあります。
また最近は市販のパイ生地シートを使って手軽に作る人も多いんですよ。
フィリングのバリエーションは?
ストゥルーデルと言えば、林檎、レーズン、松の実にバターで炒ったパン粉を加える詰め物が一番スタンダード。ストゥルーデルと聞いて思い浮かぶのもやはりこの林檎とレーズンのタイプではないでしょうか? その他にもフルーツで作るいろいろなストゥルーデルが存在します。甘いドルチェタイプ意外にも塩味系のものもあり、いろいろなバリエーションが存在します。
また、パン粉は林檎から出る水分を吸って、全体をまとめてくれる役割があるのですが、パン粉意外にも余っているビスケットを砕いて林檎と混ぜて詰めたりしても簡単で美味しいですよ。
林檎のストゥルーデルの作り方
材料 30㎝程度1本分
生地用
- 薄力粉 110g
- 強力粉 110g
- 卵 1個
- オリーブオイル( or サラダ油) 40ml
- 砂糖 大さじ1杯
- 塩 一つまみ
フィリング用
- 林檎 3-4個ほど
- レーズン 一握りほど
- 松の実 大さじ3-4杯 (クルミなど他のナッツでもOK)
- シナモンパウダー 適量
- ブラウンシュガー 大さじ2-3杯
- ラム酒 大さじ1-2杯ほど
- パン粉 カップ1杯
- 無塩バター 50g
※パン粉の代わりに砕いたビスケットなどでも美味しいですよ。その場合はバターで炒る必要はないので砕いたビスケットと林檎をまぜて直接詰めて下さい。
作り方
1)ボウルにオリーブオイル以外の生地用の材料を入れてフォーク等でよく混ぜる。オリーブオイルを少しずつ加えて滑らかになるまで捏ねる。ひとまとめにしてラップをし、そのまま30分以上休ませておく。
※オリーブオイルの量は生地がべたつかずに捏ねれる程度に調整してください。必要であれば水、もしくは白ワイン少々を加えて下さい。
2)林檎は薄いくし形にカットする。林檎、レーズン、松の実、シナモンパウダー、ブラウンシュガー、ラム酒とよく混ぜてそのまま林檎がしんなりするまで馴染ませておく。
3)フライパンにバターを溶かし、パン粉を炒める。
4)1の生地を45×30㎝程度の長方形に出来るだけ薄く延ばしていく。フィリングが包める程度に出来るだけ薄く延ばした方が美味しくできますよ。
※生地を延ばす時はオーブンシートの上で伸ばしてください。後で包む時、天板に移動させる時に作業がとてもやりやすいですよ!
5)伸ばした生地の上に炒ったパン粉を敷く。
6)マリネしたフィリングを広げる。
7)写真の用にオーブンシートを持ち上げるようにして筒状にたたむ。
8)両端もキュッと折り返して指でしっかりと閉じる。フォーク等で上面にまんべんなく穴をあける。180℃に予熱したオーブンで35分ほど焼く。
冷めてから粉糖を振って出来上がり!