“サーモン(鮭)とネギ” というのはつくづく相性がよい組み合わせだと思う。
今日の一皿はイタリアで一般的な葱の一種であるポロ葱(リーキ)を使った鮭のクリームシチュー。
ポロ葱は日本で一般的な長ネギや万能ねぎと異なり、刺激臭が少なく甘味が強い葱。なのでこれを玉ねぎの代わりに使ってみたらとっても美味しい一品になりました。
話はちょっとそれるけれど、こういうクリームシチューというのは意外とイタリア、及びヨーロッパで見ることはない料理。ハンガリーやポーランドなどの東欧諸国では似たような料理があるけれどシチューというよりスープ料理。
それもそのはず、クリームシチューって実は日本発祥の料理だそう。
でもこのレシピではポロ葱で作るし、仕上げにパルミジャーノを加えたり と日本の家庭料理にちょっとイタリアンテイストが加わった一品。
“日本の家庭料理に西洋野菜のポロ葱を”
こんなミックスも 我が家らしいなぁとふと思い、
あったかシチューをフーフーしながら食べた夜でした。
材料 (4人分)
- 生鮭 2切れ (約350g)
- ポロ葱 1本(正味約150g)
- ジャガイモ 2個
- 濃いめの野菜のブイヨン 500ml(顆粒コンソメなら小さじ4杯程+水かと思います)
- 牛乳 400ml
- 白ワイン 50ml
- 小麦粉 大さじ2杯ほど
- バター 30ℊ
- パルミジャーノのすりおろし 30gほど
- 塩
- 胡椒
- ※人参1本を加えても美味しいです。ジャガイモと一緒に加えて下さい。
作り方
1)鮭の皮を取る。右利きの人なら包丁を左から入れ、皮を持ち上げながら包丁を押し当てるようにすると簡単にきれいに皮が取れますよ。
2)(鮭の臭み取りをする) 鮭に塩をまんべんなく振り、そのまま15分ほど置く。水分が出てきたら鮭を流水で洗い、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭く。
3)鮭をひと口大に切り、再び塩胡椒をして小麦粉をまぶす。
※写真のよりもう少し小さく切った方がいいかと思います。ちょっと大きく切り過ぎた笑。
4) 鍋にバターを溶かし、鮭を全面こんがりと焼く。焼けたらお皿に取っておく。鍋に残った油はキッチンペーパーでふき取る。(もしくはシチューとは別のフライパンで鮭を焼いてもいいです)
5)鍋に再度バター20gほどを入れて小口切りにしたポロ葱をしんなりするまで炒める。その後ひと口大に切ったジャガイモも加えてさらに数分炒める。
※ポロ葱は緑の先端部分は葱の香りがよく出る部分なので固い外葉を取り除き、中心部はみじん切りにする。捨てるのもったいないですしね。
6)小麦粉を加えて軽く炒めながら馴染ませる。
7)ブイヨン、白ワイン、塩少々を加えてジャガイモに火が通るまで弱火~中火で煮る。焦げ付きやすいので時々かき混ぜて下さい。
8)じゃがいもにフォークを刺してすっと通るまで煮えたら牛乳を入れて弱めの中火で10分ほど煮る。
9)お皿に取っておいた鮭を加えてさらに10分ほど煮る。味見をして塩で味を調える。
10)最後にパルミジャーノのすりおろしを加えてひと混ぜしたら出来上がり!