今日の一皿はスペインのガリシア地方の定番料理、蛸のガリシア風、スペイン語でプルポ・ア・ラ・ガイエーガ(pulpo a la gallega)。
ガリシア地方とは巡礼で有名なサンティエゴ・デ・コンポステーラのある地域でスペインの大西洋に面する州。
ここを旅すると、必ずと言っていいほど出てくる料理がこれ。スペイン全土でもタパスの一品としてお馴染みの一品です。
どんな料理かと言えば、茹でたタコとジャガイモをたっぷりのオリーブオイルとパプリカパウダーをかけたシンプルなもの。材料も簡単に日本で手に入るものばかりなので、気軽に作れのも嬉しいですよね。
今回は定番のタコ、ジャガイモ、パプリカパウダー以外に紫玉ねぎとセロリの葉を刻んでまぶせてみました。これが正解でセロリの爽やかな香りがとてもいいアクセントに。セロリが手元に無ければパセリでもいいけれど、蛸とセロリは好相性なのでまだ食べたことが無い方はぜひ試して欲しいです。
ちょっとしたコツとしてはタコを茹でる時に玉ねぎとローリエの葉を入れて香りづけすることと、そして蛸のゆで汁でジャガイモを茹でること。
そうすることで蛸に香りがつくし、ゆで汁に移ったタコの旨味をジャガイモに利用できて美味しく仕上がります。
簡単で気軽に作れるこの一皿。
スペインのバルにいる気分でワイン片手に楽しんでみてはいかがでしょうか?
材料 (4人分)
- 生蛸 もしくは冷凍の蛸(下処理済のもの) 1匹
- ジャガイモ 3個
- 紫玉ねぎ 1個
- ローリエの葉 3枚ほど
- パプリカパウダー(スイートタイプ) 適量
- セロリの葉 or イタリアンパセリ 少々
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
1) 鍋に水と玉ねぎ¾個、ローリエの葉、塩を入れて沸騰させる。
2) 蛸は水でよく洗い、口と目を取り除く。1の沸騰した湯に足の先を入れたり出したりして先端をくるりとさせる。
3) 蛸の全体を湯につけて30-40分ほどとろ火で」柔らかくなるまで茹でる。茹で上がったら湯から出して水気を切って適当な大きさにカットする。
4) 同じ鍋でスライスしたジャガイモを柔らかくなるまで茹でる。茹で上がったら水をよく切る。お皿に茹でたジャガイモ、蛸、みじん切りにした残りの玉ねぎ、みじん切りにしたセロリの葉、塩、たっぷりのパプリカパウダーにオリーブオイルをかけて出来上がり!