夏になるとどこの家庭でもよく見るトマトが今日の主役。
トマトはイタリア料理に欠かせない材料だけれど今日はこのトマトを使ったリピエノを作ってみよう。
リピエノ(ripieno)とは “詰め物をした” という意味のイタリア語でこのトマトのリピエノの定番の中身はお米。
さっぱりと食べるトマトには肉などの詰め物よりもやはりお米が一番よく合います。
作り方は意外と簡単で、お米をリゾットのようにフライパンで炒め煮して火を通したあとにトマトに詰めてオーブンで焼いただけ。
お米は日本のお米のような粒の小さなタイプがイタリアではよく使われるし、もしくはタイ米などの粘りのないさらっとしたタイプのお米も美味しく出来ます。これを洗わずに(気になるならさっと水洗いしてから)使うのがイタリア流。
そしてたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノを混ぜ合わせて詰めるのでそれだけで難しい味付けもなく、ご馳走の出来上がり。このパルミジャーノが無ければもちろん手に入るチーズでもOK。
リピエノが焼けたらトマトの蓋をかぶせてサーブするととっても可愛いパーティメニューにもなりますね。
お手軽なトマトという材料で簡単に出来るこの一品。
トマトの新しいレシピの一つにいかがでしょうか?
トマトとお米のリピエノの作り方
材料 (6個分)
- トマト 6個
- 玉ねぎ ½個
- 生米 120g (お米はトマト1個に対して20g弱程度)
- パルミジャーノのすりおろし 60g ※無ければ粉チーズ大さじ3-4杯
- バジルの葉 10枚ほど
- EVオリーブオイル 適量
- 塩 適量
- 胡椒 少々
作り方
1))トマトは水で洗い上部を切り落とし中身をくり抜く。写真のようにまずナイフで切り目を入れてからスプーンでくり抜くと簡単でキレイにくり抜けますよ。くり抜いた中身はブレンダーで撹拌しておく。
2)フライパンにオリーブオイルを入れて玉ねぎを軽く炒める。
3)お米、胡椒を加えて更に数分炒める。お米はイタリアでは洗わずに使いますが、気になるならさっと水で洗って下さい。
4)ブレンダーにかけたトマト液をフライパンに流し入れ、塩、バジルのみじん切りも加えて煮る。
5)トマト液だけでは足りないはずなので水も様子を見ながら加えてお米がアルデンテになるまで煮る。
6)火を止めてパルミジャーノのすりおろしを加えて混ぜる。
7)トマトの中に塩をかるく一つまみ塗ってから6を詰める。耐熱容器にオリーブオイルを塗り、トマトの表目ににも手で塗る。
8)180℃に予熱したオーブンで35分ほど焼く。
8-2)トマトの蓋にもオリーブオイルを塗って塩を軽くふり、オーブンシートをひいた天板に並べて一緒に焼く。蓋の方が早めに焼けるので焼けた取り出して、サーブする時に乗っけるとかわいいですよ!