イタリアには実に様々な種類のナスがあるんです。今日使うのはコロンと丸い大きな丸茄子。
リピエノとはイタリア語で“詰め物をした”と言う意味でこの丸ナスはまさにリピエノにピッタリの形。
この茄子は他の茄子と比較して繊細で甘味のある味が特徴。また種が少なく、灰汁も少ないので灰汁抜きの必要もないんです。
詰め物の材料はなんでも良いのだけれど、今回は食べ応えもたっぷりの合いびき肉を使用。柔らかな茄子とのバランスを取るために、牛乳に浸したパンをたっぷりと使用し、ふんわりと仕上がるようにしました。
他にもくり抜いた茄子の果肉や玉ねぎを炒めたものを詰め物に加えているので更にジューシーで柔らか。今回は手元になかったので使わなかったけれど、チーズを加えてももちろん美味しいですよ。
詰め物をくり抜いた茄子に入れたら後はオーブンで焼くだけ。
ここでのポイントは、茄子にしっかりとオリーブオイルを塗ってから焼くと美味しく出来きます。
また茄子が大ぶりで火が通りにくいので焼き時間は1時間ほど、と長め。
じっくりと焼き上げた丸ナスは甘味も柔らかさも抜群。
この丸ナスが手に入ったら、こんなリピエノにしてその美味しさを味わってみてはいかがでしょうか?
材料 (2-3人分)
- 丸ナス 1個
- 牛挽肉 100g
- 豚挽肉 80g
- 玉ねぎ ½個
- 卵 1個
- 食パンなどの家にあるパン 70g
- 牛乳 少々
- ニンニク 1片
- イタリアンパセリ 少々
- パルミジャーノなどの好みのチーズ(あれば)50gほど
- EVオリーブオイル
- 塩
- 胡椒
作り方
1)茄子は半分に切って中身をくり抜き、くり抜いた部分は小さく切る。玉ねぎ、パセリ、ニンニクはそれぞれみじん切りにする。パンはちぎって牛乳に浸しておく。
2)フライパンにオリーブオイルをたっぷりめに入れて茄子、玉ねぎ、ニンニクを合わせて茄子が柔らかくなるまで炒める。
3)ボウルに挽肉2種、卵、パン、炒めた玉ねぎと茄子、イタリアンパセリ、塩、胡椒を加えよく捏ねる。
4)茄子にオリーブオイルを塗り、具材を詰める。オーブンシートをひいた耐熱皿にオリーブオイルをたらして茄子を並べ、180℃に予熱したオーブンで約1時間焼いたら出来上がり。