フリセッレとは?
フリセッレ(friselle)とは南イタリアのプーリア州の固いパン。
形はベーグルのような輪っか状で、焼いた後に半分に切りさらに焼き上げるので水分が抜けて長期保存が出来るパンとなります。
パンと言ってもそのままでは固くて食べられないので、“水で濡らして柔らかくしてからから食べる” のがこのフリセッレの特徴。
スプーンで水をかけてもいいし、水にドボンとつけてもOK。
長期保存が出来るパンなので、昔は航海時の食料としても利用されていたそう。その際は海水につけて食べていたそうだけれど、それもこのフリセッレを美味しく食べる一つの方法かもしれないですね。
このフリセッレの典型的な食べ方がこのようにカットしたトマトとたっぷりのオリーブオイルを乗せていただく食べ方。
トマトの水分がパンに染み込んで、シンプルだけどなんとも美味しい一皿に。
ブルスケッタはカリっとしたパンが特徴なのに対して、このフリセッレの食べ方はこうしてトマトなどの水分をじゅわっと染み込まして食べるのが特徴。
プーリアでは前菜や軽食、夏の簡単なランチなどとしてよく登場するんですよ。
暑い季節、フレッシュなイタリアのトマトをたっぷりのせていただくこのフリセッレ。
南イタリアの夏を感じる一皿です。
トマトのフリセッレの作り方
材料 (4個分)
- フリセッレ 4個
- トマト 3個ほど
- ニンニク 2片
- バジルの葉 数枚 (オレガノでも)
- EVオリーブオイル たっぷりと
- 塩
作り方
- ボウルに1㎝程度にカットしたトマト、半分に切ったニンニク、バジル、塩、オリーブオイルを入れてよく混ぜる。しばらく馴染ませてからニンニクを取り除く。※好みでニンニクはみじん切りにしてそのまま食べてもいいです。
- フリセッレは水で濡らして湿らせる。
- フリセッレに1のトマトをかけて召し上がれ!
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