チーマ・ディ・ラーパ(cima di rapa)とはイタリアのカブの菜の花のこと。ほんのりとした苦みとわずかに感じる酸味がとても美味しい野菜でイタリアの冬には大抵のスーパーで売っている定番野菜の一つ。イタリアでは略してチーマと呼ばれたりもします。
このチーマを使った簡単で美味しい一皿がこの豚バラと合わせた粒マスタード炒め。
チーマ・ディ・ラーパの食べ方とレシピ集
チーマ・ディ・ラーパとは?どんな食べ方をするの?
チーマ・ディ・ラーパについて詳しくはチーマ・ディ・ラーパの食べ方とレシピ集のページにあります。
この野菜を使ったプーリア州の代表的なパスタのレシピもありますよ!
チーマ・ディ・ラーパの代表的な料理というか、組み合わせにサルシッチャというイタリアのソーセージを合わせるのが典型的な食べ方だけれどなるほどこのチーマと豚肉というのはやはりしっくりきます。またここへ加える粒マスタードの酸味が豚肉の脂身をさっぱりと仕上げてくれるのでモリモリ食べれる一品に。
ちょっとしたコツとしては全体に塩胡椒をするのではなく豚バラのみにしっかりと塩胡椒を効かせると味の強弱というか、リズムが生まれてより美味しくなりますよ。
また豚バラを炒める時はフライパンに豚肉を入れてから火にかけると、豚の脂身が固くならずに上手く脂が溶け出してくるのでじっくりと炒めるのがおすすめ。
ご飯のおかずにもイタリアンの副菜にでもいけるこの一皿。
チーマ・ディ・ラーパが無ければ日本の菜の花でも代用できるので菜の花レパートリーの一つにいかがでしょうか?
ワインにも、ビールにも合いますよ!
チーマ・ディ・ラーパと豚バラの粒マスタード炒めの作り方
材料 (4人分)
- チーマ・ディ・ラーパ(もしくは菜の花) 正味500g
- 豚バラ 300g
- 粒マスタード 大さじ3杯
- 白ワイン 50㎖ほど
- 塩
- 胡椒
作り方
- チーマ・ディ・ラーパ(もしくは菜の花)は固い茎の部分を切り落として3㎝程度に切って洗う。洗ったら3-5分ほど塩ゆでする。柔らかく茹でたら湯を切り水気を手でよく絞る。
- 豚バラは3-4㎝程度に切って塩胡椒をしっかり目に振る。フライパンに油を加えずに豚肉を入れてから火にかけて弱火から中火で脂を溶かすようにじっくりと、カリっとした部分が出るまで炒める。※豚バラの脂があるので油は加えません。また炒めている途中で出てくる油はキッチンペーパーで吸い取るとより軽い仕上がりになりますが好みで残してももちろんOK。
- 豚バラに火が通ったら白ワインを加えて強火でアルコールを飛ばす。(臭み取りと風味付けのため)
- 水気をよく絞ったチーマ・ディ・ラーパを加えてザっと強火で炒めて粒マスタードを加えて軽く混ぜたら出来上がり!