そら豆というと初夏のイメージだけれど、今日使うのは乾燥そら豆。
と言ってもちょっと特殊な乾燥そら豆。何が特殊というかと言えば皮をむいて、半分に割れているもの。これは南イタリアのプーリア州の郷土料理のファーヴェ・エ・チコリア(そら豆のピュレとチコリ)によく使われるものなんです。
この半分に割れた乾燥そら豆は、こうしてスープにする場合はたっぷりの水(ブイヨン)で40分ほど煮るので乾燥したまま使って大丈夫。
今回はシンプルに炒めた玉ねぎとブイヨンで煮て、オルゾというイタリアの大麦を加えただけ。
こんなにシンプルなんだけど、そら豆の優しい甘味がどこかほっとする味でじんわりと美味しさがお腹に染みわたってくる一品です。
秋冬に食べる身も心も温まる乾燥そら豆のスープ。
あぁ、美味しかった!
材料 (2-3人分)
- 乾燥そら豆(皮をむいて半分に割ったもの) 100g
- オルゾ(もち麦などでも) 150g
- 薄めのブイヨン 800㎖ほど
- 玉ねぎ ¼個
- ニンニク 1片
- EVオリーブオイル 適量
- 塩
- 胡椒
作り方
1)みじん切りにした玉ねぎとニンニクをオリーブオイルで透明感が出るまで弱火で炒める。
2)水で洗った乾燥そら豆とブイヨンを豆が完全にかぶるくらいの量を入れて蓋をし、20分ほど弱火で煮る。
3)水で洗ったオルゾ(もしくは他の麦類でも)、残りのブイヨンを加え15-20分ほど弱火〜中火で煮る。塩、胡椒で味を調えて最後にオリーブオイルを一回しかけて出来上がり!