北イタリアのピエモンテは、グルメなエリアとして知られるところ。
そのピエモンテの郷土菓子、トルタ・ディ・ノチョーレとは?
次から解説していきますね!
トルタ・ディ・ノチョーレとは?
トルタ・ディ・ノッチョーレ(torta di nocciole)とは、イタリアのヘーゼルナッツのケーキの事 。
このトルタ・ディ・ノチョーレでよく知られるのが、北イタリアのピエモンテ州。このピエモンテのレシピは小麦粉を使わず、粉類はヘーゼルナッツパウダーのみを使用するんです。
ピエモンテの中でも、ランゲ地区 や モンフェラート地区 はとくにヘーゼルナッツの産地で有名で、この地区のケーキ屋さんのショーウインドーには必ずこのトルタ・ディ・ノッチョーレが置いてあるんですよ。
余談だけれど、イタリア土産として喜ばれるピエモンテ名物のチョコレート “ジャンドゥイヨット(giandujotto)” もヘーゼルナッツのクリームが使われているし、ピエモンテと言えばのバーニャ・カウダにも元々はオリーブオイルではなく、ヘーゼルナッツのオイルが使われていたそう。
とにかくピエモンテではヘーゼルナッツがいろいろなところで登場します。
このケーキ、一般的なのはカカオを入れないタイプだけれど今回はカカオパウダーを入れたバージョン。
まずはヘーゼルナッツをフードプロセッサーにかけて粉状にすることからスタート。後は普通の焼き菓子のように卵を泡立てて混ぜて焼くだけ。
仕上げに粉砂糖をまぶせても綺麗ですよ。
秋になると、こんな素朴なお菓子が食べたくなりますよね!
トルタ・ディ・ノチョーレの作り方・レシピ
材料 (26㎝のタルト型)
- ヘーゼルナッツ 200 g
- 卵 4個
- ブラウンシュガー 130 g
- バター 50 g
- カカオパウダー(砂糖含まないもの) 大さじ2
- ベーキングパウダー 小さじ2杯
作り方
1)ヘーゼルナッツを砂糖の半量とともにフードプロセッサーにかけて粉状にする。卵は卵黄と卵白にわけてボウルに入れておく。オーブンは170℃に予熱しておく。
2)卵黄に残りの砂糖を加えてもったりするまで泡立てる。
3)溶かしバターを加えてよく混ぜる。
4)粉状にしたヘーゼルナッツとカカオパウダー、ベーキングパウダーを3に加えて混ぜ合わせる。
5)卵白を角がたつまで泡立て、4と混ぜ合わせる。
※泡をつぶさないようにさっくりと切るように混ぜる。
6)オーブンシートをセットした型に生地を流しいれ、170℃のオーブンで35分焼いたら出来上がり!
粗熱を取って好みで粉糖をまぶしてもいいですよ!