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カルテッラーテ

カルテッラーテ cartellate pugliesi

日本ではまだまだ無名のイタリア郷土菓子、カルテッラーテ。 カルテッラーテとはどんなお菓子? どうやって作るの? 次から解説していきますね! カルテッラーテとは? カルテッラーテ(cartellate)とは薄く延ばした生地を丸めて揚げ、ヴィンコット(モストコット)という葡萄やイチジクの濃縮液を絡めたお菓子。クリスマス期に作られるプーリア州の郷土菓子です。 独特の花の形のような成型は、一見難しそうですが実はとても簡単。細長い生地に小さな輪を作っていき、それをくるくると丸めていきます。と、文字で書いてもわかりにくいので、次のビデオを見てもらのが一番だと思います。 カルテッラーテの成型動画 カルテッラーテに欠かせないヴィンコット(モストコット)とは? このカルテッラーテの一番の特徴は、ヴィンコットと呼ばれる果実の濃縮液にからめること。ヴィンコットとはイタリア語で “vincotto” …

il mosto cotto モストコット

モストコット

モストコットとは聞きなれない名前ですよね。 イタリアのとっておきの調味料、モストコットとは? 次から詳しく解説していきますね! モストコット(サパ/サバ/ヴィンコット)とは? モストコット(mosto cotto)とはイタリア語でモスト(mosto)と呼ばれる葡萄の絞り汁を加熱した葡萄の濃縮液のこと。 ちなみにコット(cotto)とはイタリア語で “加熱した、煮た” という意味なんですよ。モストは葡萄の絞り汁でワインの原料となるものですが、このモストコットは加熱によりアルコール発酵が阻止されるためアルコールを含みません。 甘味の強い濃厚なモストコットはそのままチーズに少しかけたり、お菓子作りに使われたりします。 …

pupurati (i dolci di mosto cotto) ププラーティ( モストコットのビスケット)

ププラーティ(モストコットのビスケット)

『ププラーティ』に『モストコット』。聞きなれない名前が並ぶこのお菓子を今日はちょっとご紹介。 まずこのお菓子に欠かせないのがモストコットという材料。モストコットとは一言でいうと葡萄の濃縮液で、イタリアではこうしてお菓子作りに使われたりもするんです。 そしてププラーティ(pupurati)とは南イタリアのプーリア州フォッジャ県(Foggia)周辺で11月2日の死者の日に作られるお菓子。イタリアではこの死者の日やその前日の11月1日の全聖人の日にまつわる伝統菓子がたくさんあり、このププラーティもその一つ。 ちなみに北イタリアのミラノではパン・ディ・モルティ(死者のパン)と呼ばれるクッキーも有名なお菓子なんですよ。 この時期のイタリアのお菓子にはよくシナモンなどのスパイスが使われるのも特徴で、このププラーティでもモストコットにプラスしてシナモンとクローブのスパイシーな香りが効いてとても美味しいんです。 イタリアのハロウィン期にあたるこの季節。 こんな伝統菓子がイタリアでは今も作られているんですよ。 ププラーティの作り方 材料 (約24個分) …

torta di mosto cotto e frutta secca モストコットのケーキ

モストコットとナッツのケーキ

日本ではまだまだ知られていないイタリアの食材の一つがこのモスト・コット(mosto cotto)。 モストコットとは一言でいうと『葡萄の濃縮液』でぶどうの絞り汁を何時間も煮詰めてソース状にしたもの。イタリアではこのモストコットを使った伝統菓子が各地にあるんです。 さてこのモストコット、イタリアではこうしてお菓子づくりによく使われるのだけど、定番の組み合わせがカカオやオレンジ、そしてナッツ。やはりモストコットのあの味にこれらの香りはよく合います。 イタリアではモストコットのお菓子はよくヴェンデミアと呼ばれる葡萄の収穫後、11月~クリスマス時期にかけて作られるのですが、この香りをかぐと『イタリアの秋』を感る、そんな味。   日本ではまだまだ珍しいモストコット。 イタリアではこんな風に使っているんですよ。   モストコットとナッツのケーキの作り方 …

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