オルティーカ(ortica)とは和名で西洋イラクサと呼ばれるハーブの一種。見た目はシソのようだけれど、素手で触ると腫れて痒くなってしまうので必ずゴム手袋をして調理する必要があるちょっと厄介なやつ。 厄介なのだけれど、鉄分やビタミンが豊富なデトックス食品なんです。 このオルティーカ、イタリアの野原で見かけることもあるし、メルカートでも春になるとたまに売られているけれど、あまりイタリアでも一般的によく使われる野菜ではありません。 どんな味がするのかというと、ほんの少しの野生味、苦みを感じるけれど味も香りもとても繊細。主張の強くない野菜なのでラビオリの詰め物にしたり、こうしてリゾットにしたりしてイタリアでは食べられています。 今回のリゾットは野菜のブイヨンを使い、優しい味に仕上げてみました。 野菜のブイヨンは実はとっても簡単に出来るのでリゾット作りの時は一度手作りしてみるのもお勧めですよ。 出来上がったリゾットにたっぷりのパルミジャーノをすりおろして旨味をプラスしよう。 とってもほっとする味のこのリゾット、どことなく日本の七草粥を思わせる、そんな優しい一皿です。 オルティーカのリゾットの作り方 材料 …
オルティーカのリゾット
