イタリアでのスタンダードの果実酒の作り方で作ってみたこのプラム酒(すもも酒)。
日本の代表的な果実酒である梅酒と作り方の大きな違いは、
- 最初に純アルコール(アルコール度数96パーセント程度)でフルーツを漬ける
- 氷砂糖ではなくシロップを加える
ということ。
純アルコールで最初に漬け込むことで果実の香りと味が短期間でアルコールに移るという特徴があります。
ちなみにイタリアではリキュール売り場でこの純アルコール(ぶどうなどの蒸留酒)が普通に手に入るのだけれど、氷砂糖というものは無いんです。
もちろんプラム意外のフルーツでも作れるし、イタリアのリキュールで有名なリモンチェッロ(レモンのお酒)も細かな分量の差こそあれ大抵このやり方。
お国が変われば果実酒の作り方も変わる。
イタリアのリキュールってこんな作り方なんですよ。
手作りプラム酒の作り方
材料 (出来上がり約2.2L分)
- プラム(すもも) 600g
- 95パーセントのアルコール (スピリタスなど)1L
- 砂糖 300g
- 水 1L
作り方
1)プラムは洗って水気をよく拭く。半分にカットして種を取り除き、アルコールでつけてそのまま2週間ほど暗所に置いておく。※保存瓶は消毒しておく。
2)砂糖と水を鍋に入れて沸かして軽いとろみが出たら火を止める。出来たシロップはそのまま冷ます。
3)シロップが十分に冷めたら瓶へ加える。暗所で10日間置いておく。
4)果肉を取り除いてろ過し、消毒済の瓶へ入れる。1か月ほど置いてアルコールの角が取れたら出来上がり!