いつもインスタントの中華スープの素を使っている人にこそ作って欲しい。
おうちで簡単・気軽に出来る中華スープの作り方を紹介します。
鶏ガラスープを家庭で簡単に作ろう
中華料理に欠かせない鶏がらスープ(中華スープ)。
本格的に作ろうとすれば文字通り鶏ガラからつくるのだけれど、鶏ガラってどこのスーパーで売ってるわけでもないし
「ビジュアル的にちょっと手が出しにくい。。。」
という人も多いのではないでしょうか?
そんな方に普通にスーパーで売っている鶏肉で簡単に作るバージョンがこれ。
中華出汁や西洋料理に使われるブイヨンなどは
「家庭で作るのはなんだか難しそう。」
と思われるかもしれませんが、基本的な作業は驚くほど簡単です。
『材料を鍋に入れて、火にかける』
これだけ。
使う鶏肉の部位は?
使う部位は手羽などのうま味の強い部分やモモ肉がおすすめ。どの部位を使うにせよ、美味しく作るには “骨付き肉” を使うのがいいです。
というよりも、私はいつも骨付きモモ肉から外した骨と骨に残っている肉少々でちゃちゃっと作ってしまいます。
※イタリアのスーパーで売ってる鶏モモ肉って基本的に骨付きなんですよ。なので唐揚げとかを作る時はまず骨から肉を外す作業から始まります。ちょっと面倒くさいけど、その分中華スープがついでに作れると前向きに捉えています(笑)
私がいつも中華スープへ加えるスパイス
基本的な中華出汁は鶏、生姜、葱、酒の4つの材料ですが、私はいつもここへアニスシードを加えます。
中華料理に加える香辛料で有名なのは八角(スターアニス)ですよね。でも八角は香りが結構強いし我が家では普段ほどんど使わないスパイスなので代わりによくこのアニスシードを使うんです。
さて
なんだか長々と書いてしまいましたが、
「中華スープって鶏がらスープの素とかの顆粒だしでしか作ったことがない。」
という方へ。
「鍋に入れて、火にかけるだけ」
と思えば、家でも出来る気がしてきませんか?
下で説明する簡単な方法で どうぞ気軽に作ってみて下さいね!
お手軽中華スープの作り方
材料(出来上がり約1.2ℓ分)
- 骨付き鶏肉(手羽やモモ肉) 約700g
- 葱 2-3本ほど
- 生姜 ひとかけ
- ニンニク 2辺
- 酒 150ml
- 水 1.5ℓ
- 塩 小さじ1
- ※アニスシード 大さじ1
- ※クローブ 1-2粒 (無ければ省略可)
※アニスシードは中華料理によく使われる八角(スターアニス)とよく似た香りですが、八角よりも癖がなく香りがマイルドです。これを加えるとグッと中華感がUPしますよ!
※クローブもチキンスープによく合う香辛料。加えるとよい香りがしますが、クローブは香りがかなり強いスパイスですので多くても2個までにしておいてください。
超お手軽版の材料 (出来上がり約300ml)
- 鶏骨 5センチ程度のもの6本ほど(上の写真のようにちょっと肉が残ってればなおGOOD。骨取りは雑でいいんですよ、雑で)
- 葱 1-2本
- 生姜 少々
- にんにく 1辺
- 酒 大さじ3ほど
- 水 約400ml
- 塩 一つまみ
- アニスシード 小さじ1杯ほど
※上記の配合は目安です。こんな感じでいつも適当に作ってます。
作り方
1)鶏肉はさっと水で洗って水気をキッチンペーパーで拭く(臭み取りのため)。葱は適当な大きさに切って雑巾を絞るようにねじる。生姜はスライスする。
すべての材料を鍋に入れて火にかける。始めは強火で、煮立ったら火を弱める。※ニンニクは皮をむいて切らずに丸ごと加えます。
2)アクを取りながら、フツフツと沸く状態の火加減を保ちながらそのまま1時間半ほど煮る。
※骨だけで少量で作る“お手軽版”は20-30分ほど煮込んで終わり。中華料理や炒め物なんかを作るときに便利ですよ。
3)目の細かいざるで濾して出来上がり!布巾をセットして濾せばより澄んだスープになりますが、私は面倒なのでいつもざるだけで濾しちゃいます。
※スープとして飲むにはここへ塩、醤油などを料理に応じて加えて味を調整してください。
4)出汁取りに使った鶏肉はもちろん捨てずにほかの料理に利用できますよ!