外国人の友達に私の予想に反してなぜか好評なメニューというのがある。
それがこのひじきの煮もの。
日本に住んでいたときに外国人留学生を受け入れるホストファミリーを何度かしたことがあるが、私の母の作ったひじきの煮ものを彼らはいつも「delicious!!! 」と喜んで食べていた。その度に
「寿司やしゃぶしゃぶではなく、ひじき!?」
といつも思っていた。
イタリアで暮らし始めてからも何度か友人を招いて和食パーティをしけれどその時に
「得体のしれないこの黒い食べ物に箸なんかつけないだろうな。」
と思いながらも作ってみたら意外にもいつもみんな喜んで食べてくれる。もちろん、「ひじきは海藻で日本ではお馴染みの食品だよ」、と説明はするがこの反応は嬉しい誤算だ。
レシピはスタンダードな基本のレシピ、イタリア人向けにアレンジなど無し。でもお出汁はきちんとつくる。
sushi や sashimi ではないこういう昔ながらの日本の家庭料理が喜ばれる。
海外に暮らす日本人としてちょっと嬉しい週末だった。
ingredients (4人分)
- 芽ひじき 25 g
- 油揚げ 1枚
- 人参 1本
- だし汁 150㎖
- 酒 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- ごま油 少々
how to cook
- ひじきを20-30分ほど水につけて戻す。戻ったらすすいで水を切っておく。
- 人参を3㎝の細切りに、油揚げも細く切る。
- 鍋にごま油をひき、人参とひじきを軽く炒める。
- だし汁と油揚げ、酒、醤油、砂糖を加えて15-20分ほど煮て出来上がり。