にんにくの芽とそら豆。
今日は5月半ばの二つの旬の素材を使ったミネストラ。
このミネストラは夫のノンナ(おばあちゃん)がこの時期に作っていた一品でその思い出の味を夫が再現してくれた。
ニンニクの芽は夫の地元、アブルッツォ州の一部では食されていたそうだが、イタリア全体で見ると実は全くと言っていいほど見かけない。
イタリア人でニンニクの芽の食べ方を知っている人も当然ほとんどいない。
私達がどうして手に入れたかというと馴染みの八百屋さんに
「探して!」
と頼んで特別に仕入れてもらったから。
さて、このニンニクの芽、日本では炒め物のイメージが強いけれどノンナはこうしてミネストラにしていたそうだ。
そのまま煮込むとさすがに香りもきついのでさっと下茹でしてから調理する。
それでも翌日はなるべく人に会わないようにしたいので、作るのはたいてい金曜日か土曜日(笑)
そこまでスケジュール調整をしても食べたいこの一皿。
この時期だけのお楽しみのニンニクの芽。
イタリアの優しいノンナはこんなミネストラを孫たちに作ってあげていたんですね。
ニンニクの芽とそら豆のミネストラの作り方・レシピ
材料 (4人分)
- ニンニクの芽 800g
- そら豆(さやつき)1.2㎏
- ジャガイモ 3個
- トマトピューレ 350㎖
- パプリカパウダー 大さじ1
- EVオリーブオイル
- 塩
作り方
- ニンニクの芽は先端部分を切り落とし、3㎝程度に切って水で洗う。そら豆はさやから取り出して水で洗う。ジャガイモは皮を剥きひと口大に切る。
- ニンニクの芽を沸騰した湯に塩を加えて2-3分ほど茹でる。茹でたら湯を切っておく。
- 全ての材料をフライパンに入れて蓋をし、45分ほど時々かき混ぜながら弱火で煮る。途中、水分が足りなければ水を少量足す。
- 火を止めて、5分ほど軽く冷ましながら味をなじませたら出来上がり。