赤・白・緑のイタリアンカラーが目にも美味しそうな カプレーゼ。
カプレーゼとは、そもそもどんな料理? 美味しく作るコツは?
本場イタリアより 解説していきますね!
カプレーゼとは?
カプレーゼ(Caprese)とは、イタリア語でインサラータ・カプレーゼ(Insalata caprese)と呼ばれる、“青の洞窟” で有名な 南イタリアの カプリ島が発祥 とされるサラダ。
カプレーゼとは、イタリア語でずばり “カプリの” 、“カプリ風の” という意味なんですよ。
どんなものかと言えば、トマト・モッツァレラチーズ・バジル を盛り付けて、オリーブオイルと塩をふりかけた とてもシンプルなサラダ。
定番アンティパスト(前菜)として、イタリア人から愛されている一皿です。
赤・白・緑のイタリアンカラーが見た目にも鮮やかで、とっても美味しそうな一品ですよね!
カプレーゼを美味しく作るコツ
カプレーゼはとてもシンプルな料理だけに、素材の良し悪しがストレートに味に影響します。いい素材で作ればそれだけで本当に美味しいカプレーゼになるんですよ!
使うモッツァレラはどんなもの?
カプリ島のあるカンパーニア州はイタリア語でモッツァレラ・ディ・ブーファラ(Mozzarella di bufala)と呼ばれる水牛のミルクから作られるモッツァレラを使うのが定番です。乳牛のモッツァレラに比べ、水牛のミルク独特の酸味が効いていてとても美味しいんですよ。
カンパーニア州以外では、牛のミルクから作られるモッツァレラで作ることが多いです。
どちらで作っても美味しいですが、モッツァレラは 新鮮なもの を選んでくださいね!
本場イタリアではどんなトマトを使うの?
トマトは甘味・香り・旨味の強いものを選ぶのが大切 です。イタリアではクオーレ・ディ・ブエ(cuore di bue)いう品種がよく使われるんですよ。
また本場のカプリ周辺ではレ・ウンベルト / Re Umberto(別名フィアスコーネ / fiascone)という品種もよくカプレーゼにつかれるトマト。他にもイタリアの代表的なトマトであるサンマルツァーノ種も美味しいですよ!
これはカプリ島のあるナポリ湾周辺で栽培されるレ・ウンベルト(別名フィアスコーネ)というトマト
イタリアでこれらのトマトがカプレーゼよく使われる理由は、果肉の食感がよいこと、一般的なトマトよりも種とその周りの水分量が少なくサラダに向いている、そしてもちろん味の良さがあげられます。
バジル以外に合わせる定番は?
カプレーゼに使うハーブの定番はバジルですが、オレガノ を合わせても美味しいですよ。トマトとオレガノも、イタリアでは定番の組み合わせの一つです。
基本のカプレーゼの作り方・レシピ
材料
- モッツァレラチーズ 250g
- トマト(今回はイタリアのクオーレ・ディ・ブエ種を使用) 大1個
- バジルの葉(or オレガノ) 適量
- EVオリーブオイル 適量
- 塩 少々
作り方
- モッツァレラは余分な水分をキッチンペーパーでふき、7mmほどにスライスする。トマトも7mmほどにスライスする。
- トマトとモッツァレラを交互に並べ、バジル(またはオレガノ)を散らせて塩とオリーブオイルをふりかける。
※1 画像引用詳細:引用サイト https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Capri_and_Ischia_map.png
No machine-readable author provided. NormanEinstein assumed (based on copyright claims)., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons