サルシッチャのトマト煮とポレンタ

イタリアではメジャーな食材だけど日本ではあまり知られていないものがある。
それはサルシッチャとポレンタ。
サルシッチャとは豚肉の腸詰のことでイタリアではとてもポピュラーな食材。
形や大きさもいろいろな種類があり、ハーブで香りづけしたものなどもある。そのままグリルしても美味しいし、こうしてトマトで煮たりパスタのソースに使ったりもする。

そしてポレンタとはトウモロコシ粉を水とかき混ぜながら煮たものでイタリアでも北部や山岳地帯でよく食べられる。(ポレンタついて詳しくはこちら)
作り方は至って単純なのだけれど40-50分ほど焦げ付かないようにずーっと木べらでかき混ぜ続けなければいけないのがちょっと大変。その為イタリアでは自動で混ぜ続けてくれるポレンタマシンなるものも市販されているほど。
でも少し肌寒い季節になるとこのポレンタが恋しくなるので私は手に豆ができても作ってしまう、そんな存在。
チーズをたっぷりと混ぜて作るポレンタなどもあるけれど今回のようなシンプルなポレンタは肉の煮込み料理と合わせて食べるのが定番。

9月に入って一気に朝晩肌寒くなってきたミラノ。
過ぎ去る夏も名残惜しいけれど、秋の気配を感じて少し嬉しくも思う。
このサルシッチャのトマト煮とポレンタをはふはふ言いながら頂き、“食欲の秋” への幕開けをした我が家であった。
もちろん、その乾杯は美味しいイタリアの赤ワインで。
ingredients (2人分)
サルシッチャのトマト煮
- サルシッチャ 400g
- トマトピューレ 250㎖
- セロリ 1本
- 人参 2本
- 玉ねぎ ½個
- ニンニク 1片
- ローリエの葉 3枚
- オリーブオイル 少々
- 塩 少々
ポレンタ
- ポレンタの粉 250㎖
- 水 750㎖
- 塩 少々
how to cook
サルシッチャのトマト煮
- セロリ、人参、玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにする。※野菜は好みで大き目にカットしてもOK。
- (サルシッチャの下処理)鍋に水とサルシッチャ、ローリエの葉1枚を入れて火にかける。沸騰してから5分ほど茹でたらサルシッチャを鍋から取り出して7-8センチほどにカットする。この下処理をすることでサルシッチャの余分な脂や臭みが取れます。
- (トマト煮を作る)鍋に全ての野菜、ニンニク、ローリエの葉2枚を入れてオリーブオイルで軽く炒める。
- トマトピューレを加えて10分ほど煮る。
- サルシッチャを加えて弱火で更に30分~1時間ほど煮る。水分が少なければ水を少量加える。※サルシッチャの塩分があるので塩は加えない、もしくは最後に味見をしてから塩を加えた方がいいです。
ポレンタ
- 鍋に水を入れて火にかける。
- 水がふつふつと沸騰し始めたらポレンタの粉を少しずつ加える。塩も加えて弱火で40分ほどかき混ぜ続けながら煮る。
- 好みの固さになったら出来上がり。