ブロッコリーとボルロッティ(うずら豆)の一皿

日本では12月24日のクリスマスイブは本番の25日より盛り上がりを見せる。しかしこのイブの日、カトリックの国イタリアでは肉を食べない。魚料理や野菜のメニューとなるのだ。
夫の地元のアブルッツォではイブの日に魚料理と共にブロッコリーとカンネリーニ(白インゲン豆)を食べる習慣がある。とても素朴な昔ながらの料理。実はブロッコリーは地中海が原産地、なるほどイタリアでよく食べられるわけだ。今日はブロッコリーがあったのでそのメニューを少しアレンジした一品にしてみた。アレンジというのは本来はこのように一緒に炊くのではなく独立した二皿となるから。そして使う豆もボルロッティではなくカンネリーニが正解。
日本ではあまり野菜をクタクタに煮るというのは見かけないと思う。私も日本にいたころはブロッコリーはさっと彩りよく湯掻いて食べていた。イタリアへ来てから柔らかく炊いたブロッコリーを食べて、なるほどこういう食べ方もあるのかと思ったのを今でもよく覚えている。
崩れるまで炊いたブロッコリーは甘味が出てとても美味しい。
でもこの一品は今日以降はクリスマスイブまでしばらくお預けにしよう。
“クリスマスの魔法” はそれを待ちわびる時間があるからこそより輝くのだ。
ingredients (4人分)
- ブロッコリー 2株
- ボルロッティ(水煮したもの)400g
- ニンニク 2片
- 唐辛子 少々
- EVオリーブオイル 適量
- 塩 少々
how to cook
- ブロッコリーは水で洗い、適当な大きさに切る。ニンニクはみじん切りに。
- 沸騰した湯に塩を入れブロッコリーをさっと茹でて水を切っておく。
- フライパンにオリーブオイル、唐辛子、ニンニクをいれて弱火で炒め、香りを出す。そこへブロッコリーとボルロッティ、塩を加えて蓋をして15~20分ほど炊く(水分が足りなければブロッコリーの湯がき汁を少し加えても)。色が変わり、柔らかくなったら出来上がり。
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